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迎えに来てもらったタクシーで大石田に戻り(Part.3参照)、迂回ルートで

酒田に向けて移動開始。


◇当初の予定ルート


◆迂回ルート


【迂回ルートでもいろいろありまして:1/12 夜】

まずは山形新幹線で大石田から山形へ。


売店で調達したパンを食べながらぼんやり外を眺めてると、天童に停車...


そして、なかなか動かない。(--;


で、しばらくすると


「行き違いの下り列車が10分ほど遅れているため...」


とのアナウンスが。


ちなみに次の山形での乗り換えの余裕は約20分。


間に合わなきゃ詰んじゃう状況でコレは精神的に宜しくないわけで、

だからといって自力ではどうすることもできないし、


「お願いだから、これ以上遅れないで!!!」


と、祈るのみだったんですが...


最終的には10分弱ぐらいの遅れで山形に到着。


間に合いました!

そして、いい感じにバス待ちの時間が減りました。(^^;


----


次は高速バスで酒田へ。


小雪の舞う中を駅前のバス停で待つこと10分ちょっと、バスが来たので

乗車 → 一番前の左側に着席。


乗り物に乗ると、どうしても前が見たくなるんですよね... (^^ゞ


市街地は雪もあまり積もってなかったんですが、高速に入り先に進むに

つれて道路の雪も徐々に増えていき、月山のふもとまで来るころには

かなりの積雪。


そして、バスの速度もだんだん低下。


「でもまあ、雪道は安全運転する前提のダイヤなんだろうな」

とか勝手に思いながら前方を見ていると、

交通情報の電光掲示板に不吉な予感の赤い文字...


 
5km先
なだれ
通行止め
 


えー!!! ((((;゚Д゚)))))))


ここで通行止めとか、完全に詰みなんですけど。(/--)/


でも、ここまで来たってことは運ちゃんにも当然情報は入ってないわけで、

バスを一旦止めて営業所(?)に電話...


ドキドキ...


ここで引き返すって言われたらどうすれば良いんだ???


とか考えながら待つこと数分。


営業所(?)にも通行止めの情報は入っていないらしく、

「本当に通行止めか分からないので、とりあえず行ってみます。」

だって。


そんなこんなで再び動き出したバスの時速は50〜60km/h。

ってことは、まあ10分走って何もなければ誤報と思ってOK?


そんなことを考えながら前方を見ていると、5分くらい走ったところで

目に飛び込んできたのが、赤や黄色に光る複数のパトランプ。


「あそこでUターン宣告されるのか。」

「ああ、ついに詰んだか。」


と諦めたんだけど、バスはその横を通過して走り続け...


誤報だなと確信できたときは、さすがにホッとしました。


後から考えると、パトカーとかがいた地点でごく小規模な雪崩か、

センサーの誤動作か何かがあったのかな、と。


ちなみに、コレを書きながら見つけたライブカメラの映像

たぶん、この近くが件の(誤報)雪崩発生地点です。


確かに、雪崩が起きても不思議じゃなさそうな雰囲気...


そうこうしているうちに、バスはどこかのPAのバス停に停車。


さすがに遅れが気になり調べてみると、この時点で10分の遅延。


ちなみに酒田での乗り換え時間は約30分。


酒田から先は寝台特急「あけぼの」で帰京という、この旅の2つめの

楽しみが待っているのですが...


"酒田までたどり着いたけど「あけぼの」には間に合わない"となると

「あけぼの」はキャンセルできないしホテル探さなきゃいけないしで、

最悪の展開。


間に合ってもギリギリだと食料調達ができなくて、上野までの約8時間

空腹と戦わなければいけないという試練が。


まだ山を下りるのには少し距離がありそうだし、だんだん心配に。(--;


    ↓
    ↓  この間はおっさんが一人で「これ以上遅れたらどうしよう...」とか、
    ↓  ひたすら気を揉んでただけなので、端折ります。(汗)
    ↓


色々心配しましたが、終着の酒田のバスターミナルには1分遅れで到着。

運ちゃんの"やり遂げた"感満載の顔が印象的でした。


【いよいよ「あけぼの」:1/12 深夜 → 1/13 朝】

途中のコンビニで酒とツマミとおにぎりを買い込んで、いざ酒田駅へ。


Copyright(c) 2014 けんじ All rights reserved.
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やっぱり寒かったので、駅の外観とかは撮ってません。


そして、定刻から遅れること約20分。


ついに来ました!


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って入線してくる「あけぼの」を撮ったんですが、何とここで痛恨のピンぼけ...

RAW現像で最大限頑張りましたが、これだけは拡大表示なしで。(^^;


そして、乗るのはこの車両!


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昔からの、いわゆる"開放B寝台"です。


周りはすでに寝静まっているので、早々に荷物を片付けカーテン閉めて

コンビニで買った酒とツマミで一人宴会スタート。


夜行列車っていいよなー、とか


こういう"The 夜行列車"にもっと乗りたかったなー、とか


そんなことを思いながら、ビールと酎ハイを1本ずつ開けたところで

睡魔に襲われ...


zzz...


次に気づいた時は大宮到着の直前、そこからあれこれ片付けてたら

終着の上野はあっという間でした。


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いろいろありましたが、撮りたかったものも撮れたし、良い旅でした。


(完)






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温泉であたたまり、列車の運休で冷や汗をかいた(Part.2参照)ところで、

本命の撮影開始。


【撮影タイム:1/12 日没前後】

いよいよこの旅のメインイベント!


廃業した旅館の軒先がポジション的に諸々ベストな感じだったので

そこを拝借して、時折大粒の雪が舞うなか撮影開始。


徐々に辺りが暗くなり、やがてガス灯に明かりが灯り、...


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EOS-1D Mark IV + EF70-200mm F2.8L USM (90mm)
[f2.8 1/400 ISO-800 WB:曇り]


刻々と変わる情景を前に夢中でシャッターを切ってると、無情にも

バスの時間を知らせるiPhoneのアラームが。(x_x)


迂回ルートに間に合うバスに乗るためには、もう撤収しなきゃダメ

だったんですが...


まだ撮りたかった写真が撮れてない!!!


ということで、もう少し粘ることを即決。


ちなみに「まだ撮れてない」理由は、明るさが理由ですからね!

自分の腕の問題じゃないですからね!!!

と、アピールしておきます...


予定外のタクシー代6,000円はちょっと痛いけど、もう1回来るには

もっとお金かかるし、しょうがないかな、という判断です。


そんなこんなで、寒さも忘れて撮影再開...


粘ったおかげで少なくとも自画自賛できるレベルのものは撮れました。

⇒ この辺は、後日、別のエントリーで。


そして、撮影も終わったのでタクシーで移動...


とは言っても、山奥の、ちょっと先で行き止まりになる道を流してる

タクシーなんているわけもなく、タクシー会社に電話して迎車の手配。


到着まで30分くらいかかるってことなので、一旦カフェに退避して

暖を取りつつ濡れた機材のお手入れ。


ちょっと甘さ強めのロイヤルミルクティーだったけど、冷えたきった

身体には嬉しい一杯でした。


やがて時間になり、タクシー会社のおっちゃんに指定された待合せの

ポイントへ。

温泉街は道が狭くて、カフェの前まで車が入れないのです。


ちょっと早く着いちゃって、雪の降る中でタクシーを待ってたのですが...


寒い!

待ってるだけだと、寒い!!

寒いのは覚悟してたけど、とにかく寒い!!!


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ちなみに、こんな状況でタクシー待ってました。


やっと来た (って言っても、ほんの数分しか待っていないんですが)

タクシーに乗りドアが閉まった瞬間の感想。

「あぁ、暖かいって、幸せ...」


(Part.4に続く...)






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美味しい駅弁でお腹が満たされたところで(Part.1参照)、大石田に到着。


【バスに乗り目的地へ:1/12 PM(1)】

目的地の銀山温泉へは、ここ大石田で年季の入ったバスに乗り継いで、

雪道を揺られること約40分。


このバスの運ちゃんが、前車との車間距離とか、カーブを曲がるスピードとか、

走り方が結構攻めてる感じ...


慣れてるとこんなものなのかなぁ、なんてちょっとドキドキしながらも無事に

銀山温泉に到着!


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雪はけっこう積もってるけど、覚悟してた範囲内の寒さでひと安心。(*^^*)


【まずはロケハン:1/12 PM(2)】

撮影は夕方〜日没後が本命なので、バスを降りてまずはロケハン開始!


・・・


山奥の細い川の両岸に温泉宿を中心に20軒くらい(?)の建物が並んでるだけ

なので、川沿いを奥まで行って帰ってきて、ロケハン終了。


所要時間は20分くらいだったかな...(汗)


で、本命の撮影にはまだまだ時間があるので、立ち寄りで入れる温泉へ。

こじんまりしてたけど、ちょっと熱めで気持ちのいいお風呂でした。


この後の寒い中での撮影に備えて、のぼせる直前までたっぷりお湯に浸かり

体の芯まで温まって、ぽかぽか気持ちよかったです。


ここで、まだ時間があるからちょっとゆっくりして行こうかなとか思い、ロビーで

のんびりしつつ、念のために帰りのルートの運行状況を確認...


「陸羽西線、大雪のため運休」って... (泣)


改めて考えるとリスク管理が甘かっただけなんですが、まさか運休するとは

思ってなかったので、激しく動揺。((((;゚Д゚)))))))


どれだけ動揺したかというと、普段使わない顔文字使っちゃうくらいの動揺っぷり。


ちなみにこれが、当初の予定ルート。


気を取り直して調べたら、迂回ルートがすぐ見つかったのは良いのですが...


・予定していた帰りのバスに乗ったのでは、迂回ルートの電車に間に合わない。

・その1本前のバスは1時間半くらい前だから、撮影時間が激減。

・残る手段はタクシーだけど、6,000円以上かかりそう。


さて、どうする???


迷ったけど、結局この時点では結論出せなくて、ひとまず外に出て撮影開始。


結論先送りと言うよりは、状況に応じて判断すべきと考えたんです。


そういうことにしておいてください。


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EOS-1D Mark IV + EF70-200mm F2.8L USM (135mm)
[f22 1/250 ISO-1600 WB:3800K]


(Part.3に続く...)






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一昨年あたりから「雪の積もる時期に写真撮りに行きたいなー」と思ってた、

大正ロマン漂う温泉街、山形県の内陸部にある銀山温泉。


一人で泊めてくれる所が無さそうだったのと、写真撮って温泉入るだけなら

滞在時間が5時間でも十分そうだったので、日帰りの予定で昨年末に往復の

山形新幹線を予約...


【急遽、プラン変更:1/11(出発前日)】

今年の春で定期列車がなくなっちゃうということで、なかなか予約が取れない

と言われている寝台特急"あけぼの"


ちょっと回り道してコレで車中泊しながら帰ってくるのもアリだよな、

でもさすがに今日の明日で予約取れないだろうな、なんて思いつつ、

カフェでコーヒー飲みながら、ダメ元で翌1/12の空席情報を調べたら...


なんと、上りのB寝台の欄に"空席残りわずか"の表示が!!!


飲みかけのコーヒーを一気に流し込み、みどりの窓口に駆け込み、

めでたくチケットを確保。(^^)v


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ということで、撮影を終えた後は、"あけぼの"に乗るために日本海側の街、

酒田を回って帰ってくることにしました。


【腹が減っては...:1/12 東京→銀山温泉】

銀山温泉での撮影は、日没前後の時間帯が本命だったので、朝はのんびり

東京発9:24の山形新幹線"つばさ"に乗車。


福島までの区間は仙台への出張で何度も乗ってるので物珍しさも何もなく、

途中で寝落ち...

目を覚ますと外は真っ白、福島で分岐して板谷峠に突入してました。


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今でこそただの山の中の線路ですが、山形新幹線の開業前はスイッチバックが

続く急勾配を、機関車に牽かれた客車列車が行き来してたんですよね。


うーん、その頃に来たかったな...


そんなことを考えているうちに米沢に到着、ここで待望の駅弁タイムです!


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牛肉どまん中!!!


これ、新幹線の中で車内販売のおねーさんに頼んでおくと、米沢で

出来たての温かいのが席に届くのです。


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中身はこんな感じ。


アップすぎて伝わらない気もしますが。(^^;


美味しい弁当に舌鼓を打ちつつ、いい感じに雪が積もった景色を眺め、

この後の撮影に期待が高まるばかり。


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そうです、この時は雪を見て「いい感じ♪」としか思ってなかったのです...


(Part.2に続く...)






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